SSブログ

2017.10.28 女川の浜の今 [女川]

2017年10月28日(土)


女川中心部から雄勝に至るまでの浜を見てきました。
震災から6年半経った女川の浜の今を紹介したいと思います。



女川湾戦没者慰霊塔

女川漁港から車で出発して最初の目的地、桐ケ崎に向かいました。
途中、女川港を見下ろす高台に「女川湾戦没者慰霊塔」がありました。



天然の良港である女川港には先の大戦中、日本軍の艦船が停留していました。
長崎に原爆が投下された1945年8月9日の早朝からこれらの艦船を狙った連合軍の空襲を受けて、157名の方が戦死されました。
また、攻撃に参加していたカナダ軍の大佐も撃墜され戦死しています。
大佐は大戦でのカナダ人最後の戦死者となりました。
忘れてはいけない歴史です。



桐ケ崎




桐ケ崎漁港の護岸工事は完了していました。



かつて集落があった辺りは建物の基礎だけを残して更地になっています。



浜から少し高台に上がったところに「女川いのちの石碑」が建立されていました。



高台の宅地造成も完了しており、新しい家も建っていました。





竹浦




竹浦ではまだ嵩上げ工事が行われていました。



こちらでも高台に住宅地ができていました。





尾浦




船の数が多くてびっくりしました。
尾浦の湾では牡蠣の養殖が行われているとの事でした。

護岸工事も終了しているようです。



尾浦に建立された「女川いのちの石碑」





尾浦を後にして次の浜、御前浜へ向かいます。
リアス式海岸は山が海まで迫っているので、浜から浜へは峠道となります。
海岸線が美しい。



御前浜が見えてきました。
ん? 何か様子がおかしいぞ?





御前浜




堤防ができている。。。

近くまで行ってみると、かなりの高さでした。



腕を思いっきり上げて写真を撮っても海が見えません。



ここ御前浜は震災前には砂浜があって海水浴場になっていたそうです。
今 砂浜は完全に消滅してしまっていました。

御前浜の工事の案内板。
竹浦など他の浜では「漁港用地の嵩上げ」となっていた工事内容が「水産用地の造成工事」になっています。



御前浜は元々人口が少なく、漁業に従事している人もいなかったとの事でした。
だから、他の浜と違って防波堤を造ったのでしょうか?

防波堤にこだわるにのには理由があります。
東日本大震災で津波の被害を受けたほとんどの自治体が、海岸線に巨大な防波堤を建設する道を選ぶ中、女川町は「海と共に生きる」道を選びました。


女川町が作成したポスター 「わたしたちは海と生きる。」

防波堤は造らない。
海岸近くは漁業関係や水産加工関連の建物だけを造り、住宅地は高台に移転する。
津波が来たら高台に避難する。
女川駅前に新しくできた商店街の真ん中に広い遊歩道が設置されているのも、いざ大地震が起こって津波が再び襲ってきても、大勢の人が一斉に高台に避難できるようにするためだと聞いたことがあります。
元々 巨大な防波堤の建設には否定的な意見を持っていた僕にとって、「海と生きる」女川の選択はとても素敵なことだと思っていました。
だから、女川の浜で、かつての海水浴場だった砂浜をつぶして防波堤が建設されていたとは夢にも思いませんでした。
いろいろと考えさせられる光景でした。

嵩上げの高さも他の浜とは比べ物にならない程 高いものでした。



御前浜の高台に建立された「女川いのちの石碑」





指ケ浜




こちらは他の浜と同じで巨大な防波堤はありませんでした。
ちょっとホッとしました。



女川町の浜巡りはここまで。
石巻市に入りました。
ちょっとだけ足を伸ばして雄勝の様子を見に行きます。



雄勝が近づいてきました。
雄勝湾の対岸に延々と建設された防波堤が見えます。



防波堤の建設現場。
ダンプと比較してもどれだけ巨大かわかります。



御前浜の防波堤でも巨大だと思いましたが、比べ物にならない高さです。
こんなもので海を囲むのかと思うとゾッとします。





浜巡りはここで終了。
女川駅前へ戻りました。

帰りは山を越える林道を通りました。
峠を越えたところで女川湾が一望できました。





いつまでも海と生きる女川町であってくれますように。。。




nice!(0)  コメント(0) 

女川で食べたもの その2 2016年4月1日現在 [女川]

女川で食べたもの その1」の続きです。


2013年5月2日

熊野神社の例大祭で女川にやってきました。

・おかずや
一度来たいと思っていたおかずやさん。
女川盛りの定食屋さんです。
お目当ては大人気のとりから定食。
大きな唐揚げがどーんと!
さすがのボリュームです。
この唐揚げが旨い!

 


・おちゃっこクラブ
毎度のおちゃっこクラブさん。
お気に入りの海の見える席でコーヒーを。



・熊野神社社務所

 

  


2013年5月3日

・女川町勤労青少年センター
神輿を担いでお昼。
冷たいうどんをいただきました。



・酒飯処 かぐら
祭が終わって一杯。
海の幸の美味しさはぴかいち!

 


2013年5月4日

・安部あまやき屋
女川町民のソウルフード。
お店は津波で流されてしまいましたが、多くの要望を受けて隣の石巻市の渡波に復活しました。
今は女川町内にはありませんが、看板にちゃんと「女川」の文字が。
写真左からちゃきん、笹もち、あまやきです。
どれも甘さ控えめな粒あんが入っています。
どれも美味しかったのですが、一番のお気に入りになったのが笹もち。
焼き目の入ったお餅の香ばしさとあんの甘みが凄く合う!

 


・串焼きたろう
一日あちこちうろついて、夕方にきぼうのかね商店街に戻ってきました。
さっそく外のベンチで一杯。
飲んでいると、同じベンチで休憩していたおばあさんに「ボランティアですか?」と声をかけられました。
今までボランティアで女川を始め、各地に行ったこと、今回のGWも女川に来る前に南三陸町でボランティアをしてきたことなどを話しました。
おばあさんは仙台に住んでいて、来よう来ようと思っていたけど、中々被災した場所に足を延ばすことが出来ずに今回初めて女川に来たとのことでした。
暫く話した後、「そろそろ仙台に戻らないと」とその場を離れていかれました。
少ししてから、おばあさんが戻ってこられました。
手には商店街の八百屋さんで購入したイチゴが。
「宮城の為にありがとうね。これを食べて頑張ってね」
涙が出てきました。

 

味の館 金華楼
震災前は海のすぐ近くにあった食堂です。
高台の住宅街、旭が丘で復活したお店です。
レジの前には大きな「金」の文字が。
前の店の看板です。
津波で流されてしまいましたが、役所の2階に流れ着いているのが発見されました。
壁には女川情報がいっぱい貼っています。
餃子と唐揚げとウニラーメンをいただきました。
蒸しウニとワカメがたっぷり。
女川を感じることができるラーメンでした。

 
 
 


2013年5月5日

・復興食堂 さんさん亭
医療センターの中にあるさんさん亭さん。
ランチを食べに行ってきました。
五目あんかけらーめんとミニチャーシュー丼のセットです。

 
 

・串焼きたろう
女川を離れる前にたろうさんにごあいさつ。
車の運転があるのでノンアル。



・魚屋三代 彦蔵
女川ではなく仙台なんですけど…
女川の魚屋さん直営のお店です。
名古屋に戻る前に立ち寄りました。
女川直送の魚はどれも絶品でした。

 
 


2013年7月6日

・コンテナ村商店街
コンテナ村商店街で開催された沖縄祭に参加する為に女川へ。
広場にテントに机やテーブルが並べられて参加者も出演者も一緒に宴会。
ここでも女川らしく海の幸がたっぷり。
バーベキューもあり、
沖縄料理も出てきて楽しい宴会でした。

544363_394408947330799_1804946858_n.jpg 992799_394408797330814_499837394_n.jpg
1043885_394409250664102_129859176_n.jpg 1002130_394409493997411_1279088825_n.jpg 1011032_394409303997430_1634630285_n.jpg


2013年12月29日

年末に女川に着ました。
事前に心配していた通り、オープンしている店がほとんどありません…
女川はお盆休みや年末年始などにお休みする店が多いんです。

・お魚いちば おかせい
昼で年内の営業を終了するという事だったので、お昼はおかせいさんへ。
特製女川丼です。
海の幸がこれでもか!というくらいドーン!

 
 

・八百東商店
きぼうのかね商店街にある肉屋さんの八百東商店さん。
こちらのコロッケなどの揚げ物が美味しいと聞いてやって来ました。
安い! サクサク! 旨い!



・焼肉 幸楽

海産物が美味しい女川は肉も美味しい。
女川唯一の焼肉屋さん幸楽はいつもお客さんでいっぱい。
仮設の店舗なので店内はテーブル席が4卓のみ。
僕はいつも1人で行動していて、僕が1人で店に入ると1卓を1人で占拠してしまうことになってしまいます。
なので、一度行きたいと思っていてもなかなか行くことができませんでした。
でも、この日は年末。
街を歩く人の姿もほとんどなく、幸楽さんも誰もいませんでした。
これはチャンス!と初めての幸楽さん。
大満足でした。

 


・スナック みちくさ
普段スナックではあまり飲まないのですが、行こうと思っていた店が全て年末の休みに入っていたので、初めて行ってきました。
その時の日記がこちらです。 


2014年2月22日

大好きな串焼きたろうさんが2月いっぱいで店内での営業を終了される(持ち帰りは今まで通りできます)と知ったので、いてもたってもいられなくなって女川までやってきました。

・そば・和食処 花菖蒲
昼に浦宿駅に到着。
ランチに来ました。
大平うどんなるものがあったので注文。
とろみのある体がポカポカ温まるうどんでした。

 

・カフェRio's
民家があった跡地にできたコンテナのお洒落なカフェ。
営業時間が不定期なので、今まで4回歩いて行って、いずれも休みでした。
5回目の訪問でやっと中に入ることが出来ました。
お店のオリジナルメニュー、めかぶペペロンチーノ。
女川で採れためかぶの食感、ニンニクの香り、本当に美味しかったです。
食後はデザートタイム。
ランチタイムは終わっていましたが、サービスでケーキも出していただけました。
窓が大きくて明るい店内。
のんびり過ごせるお店です。

 
 



・串焼きたろう
僕にとっては中で飲める最後の夜です。
女将さんは、イベントも何もない夜に僕がふらっと店の中に入ってきてとても驚いていました。
僕がたろうさんで最後に飲むために女川に来たと伝えるととても喜んでくれました。
話をするのに夢中だったので、写真はありません。

・BAR OWL
オープンを聞いて年末に来た時に、もう既に休みだったので初めての訪問です。
コンテナの小さなBARですが、一人でもふらっと飲みに行ける居心地のいいお店です。
遅くまで営業されているので、〆の定番のお店になりました。




2014年2月23日

El faro
トレーラーハウス宿泊施設「El faro(エルファロ)」さん。
朝食です。

 


つづきます。

 


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

女川で食べたもの その1 2016年4月1日現在 [女川]

去年の12月に駅前商店街がオープンして新しい飲食店がオープンしたり、仮設店舗からの移転が進んでいる女川。
女川の全ての飲食店制覇を目指していますが、追いついていないのが現状です。
防備録も兼ねまして、今まで自分が行った飲食店(イベント等の出店も含む)を時系列でまとめてみました。
  

2011年9月17日

・酒飯処 かぐら 
初めての女川訪問。
夜に女川に到着。
震災の数ヵ月後にオープンしたコンテナ村で飲んでみたくて行ってみました。
周囲は真っ暗な中、コンテナ村は明かりがついていました。
かぐらさんに入ろうと思いましたが、外から覗いて満席だったので断念。
石巻に戻りました。

 


2011年9月18日

・食事処 おじか
翌日、今度は日中に女川を訪れて再びコンテナ村商店街へ。
食事処おじかさんで女川で初めての食事。
天気が良かったので、店内で購入した油淋鶏にごはんを付けてもらって外で食べました。

  




2012年4月28日

・マリンパル女川
店先で海産物の網焼きをやっていたので、いかぽっぽをいただきました。

 




・お魚いちば おかせい
特上にぎり。
女川の魚の美味しさに衝撃を受けました。

 

 


2012年5月2日

・熊野神社社務所
お店ではありませんが…
例大祭の前日に社務所で宴会。
ここでも沢山のお刺身。

 


2012年5月3日

・女川町勤労青少年センター
この日は1日激しい雨の中御輿を担いで町を練り歩きました。
お昼は勤労青少年センターでそばとフランクフルト。

 


2012年8月12日

・パブ 風林火山
まだまだ飲める所が少なかった女川。
訪問する前に女川さいがいFMの生放送中に「飲める店を教えて」と投稿(笑)
放送中に投稿が読まれて教えてもらった店がこちらでした。

 


2012年8月13日

・おちゃっこクラブ
海の見えるテラス席でかき氷

 

・活魚 ニューこのり
活穴子天丼
丼からはみ出る巨大な天ぷらがどーんと。

 

 

・更地
お店ではありません。
この日は夕暮れどきから迎え火が行われました。
町民の方々がかつての我が家のあった場所で迎え火をしてもらうためにお手伝いをしました。
本番前のボランティアの食事がさんまの町女川らしくさんま丼でした。

 

 

花火が暴発する事故はありましたが、大きな混乱もなく送り火は無事に終了。
夜食でそばとホタテをいただきました。
見たことのない大きなホタテにびっくり。

 


2012年9月8日

・おちゃっこクラブ
JR石巻駅が企画した女川ウォーキング企画。
津波で奥様を亡くされた方に案内してもらいながら女川の街を1日歩きました。
暑かったので、途中の休憩時間にかき氷。
コバルトブルーの海を見ながらブルーハワイ。
マスターの岡さんに当時の様子を教えてもらいました。

 

・食事処 三秀
ウォーキングの昼食はきぼうのかね商店街でした。
三秀さんへ。
人気の焼肉飯。
普通でも女川盛と言われる山盛り。

 

・蒲鉾本舗 高政 万石の里
ウォーキングの締めくくりは万石の里で工場見学。
かまぼこの試食も。

 

 

・串焼きたろう
ウォーキングが終了して参加者は皆帰って行きました。
僕は一人残ってきぼうのかね商店街へ。
串焼きたろうさんの前のベンチで一杯。
おかみさんといっぱい話をしました。

 


2013年3月23日


女川町復幸祭に参加するため女川にやってきました。
この日は翌日開催される祭の設営のお手伝いと、復興男への参加。
夜に飲みに出かけました。

・串焼きたろう
串焼きたろうさんは中でも飲めます。
串焼き以外にもお刺身などもあります。
この日もおかみさんと話をして、津波から逃げた時の話などを伺いました。
ここで、初めて女川に来ていた しんがりあにきご夫婦と出会って意気投合。

 

・酒販処 かぐら
初めて女川に来た時に満席で入れなかったかぐらさん。
どうしても行きたかったので、あにきご夫婦も誘ってはしご酒。
いや~ 来てよかった!
お刺身が旨い!
そして分厚い!
まさに女川クオリティー。
訪れたのが夜遅かったので、「今朝水揚げされたものだけど、明日にもうお店では出せないから…」とナマコをサービスしていただきました。
(いやいや、都市では市場で売っているものですら前日に水揚げされたものがいっぱいありますが…)
これが、「今まで食べてきたナマコは何だったの?」と思ってしまうぐらい柔らかくて美味しい!
その他にもかつお漁船の漁師さんが海の上でかつおの内蔵を漬けて発酵させたものもいただきました。
酒の肴にぴったり!
締めのラーメンも居酒屋サイズじゃない!
女川は凄い街です。

 

 

ここでも女将さんが震災当日のことと、その後の避難生活の話を聞かせてくれました。
店に入って飲み始めた時、ちょうど町長が帰るところでした。
この時のことが町長のブログに書かれています。

http://www.zenmei.net/2013/03/post_259.html

ちなみに、僕がこの日泊まったのはエルファロではなくてコバルト民宿です(笑)


2013年3月24日

復幸祭。
さんま焼きのボランティアをしました。
会場で食べたのは復興債当日限定発売の「祝!再開!JR浦宿駅弁当」。
JR東日本の協力でまだ再開していない女川駅から浦宿駅への切符もついていました。
粋な計らいに感謝です。

 

 


まだまだありますが、長くなるので続きます。
女川で食べたもの その2


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:グルメ・料理

壮大なまちづくり シーパルピア女川 2016/1/1 [女川]

去年12月23日にオープンした女川町・JR女川駅前のテナント型商業施設「シーパルピア女川」。

実は壮大なカラクリが隠されていました。


シーパルピア女川の中心には駅から海に向かってまっすぐプロムナードが伸びています。




プロムナードから海を見わたすことができます。

そして、なんと! 元旦の初日の出がこのプロムナードの中心から昇るように街が設計されていることを大晦日の夜に知りました。

2016年1月1日 初日の出。

本当にプロムナードのど真ん中から昇ってきた瞬間、歓声が上がりました。







朝日に照らされる女川駅




設計通り初日の出が昇ってきて町長もご満悦なご様子。





プロムナードのど真ん中から昇る朝日が見れるのは元旦の朝だけ。

来年は女川に初日の出を見に来ませんか?


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

女川の美味しいものが詰まった「あがいん弁当」 [女川]

今日の昼は名取駅のホームのベンチで。
女川のゆぽっぽで数量限定で販売されてる あがいん弁当です。

P1110309.jpg 

「あがいん」とは女川地方の方言で「どうぞお召し上がりください」という意味です。

そして英語の「AGAIN」ともかけられていて、女川町を再び笑顔あふれる町にしたいという願いが込められています。

女川の食材を使った厳選された商品につけられる女川統一ブランドです。

この弁当も「あがいん」の名がついているので、女川美味しいものがギュッと詰まっています。

今日の中身は、ホタテフライ、ホヤ玉子、銀鮭西京漬け、さんまのすり身揚げの甘酢あんかけ、さんまの昆布巻き、揚げかまぼこ、わかめ茎、等々。

P1110288.jpg 

 

女川の魅力が詰まった あがいん弁当、女川にお越しの際にはぜひ食べてみてください。

女川駅と同じ建物に入ってる温泉施設「ゆぽっぽ」の1階の物産売り場で売っています。

P1100707.jpg

 現時点では日祝日限定で、販売個数も限られているので、昼過ぎには完売してしまいます。

お求めの方は早めの購入を。

1つ1000円です。 

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

さようなら女川゚(゚´Д`゚)゚ また来るね [女川]

2015年5月5日(火) 

女川長期滞在最終日。

エルファロの朝食。

P1110266.jpg 

身支度をして駅に着いたのが9時半過ぎ。

女川を離れるまで30分を切っています o(TヘTo)

今日も駅前には町内のお店がテントやキッチンカーで出店。

早速、みんなにお別れの挨拶に回りました。

で、今日も朝からガル屋さんのビール。

P1110274.jpg

そうこうしているうちに僕を女川から連れ去る列車がホームに入ってきてしまいました。

P1110275.jpg

列車の時間です。

P1110276.jpg

さようなら、女川…

また来ます゚(゚´Д`゚)゚

 

10:09 列車が女川駅ホームから動き出しました。

僕と同じ女川ファンのアニキ夫妻が見送りに来てくれました。

さよーならー

P1110277.jpg

P1110278.jpg

P1110279.jpg

P1110280.jpg

P1110281.jpg

P1110282.jpg

P1110283.jpg

だんだん小さくなるアニキと女川駅。

めっちゃ寂しい…

 

女川駅が復活するまでは浦宿駅から列車に乗っていました。

この駅は町の中心部から少し離れた場所にあります。

皆とお別れしても、駅まで歩いて移動する間に、少しは気持ちの整理が出来ていました。

目の前で見送りをされるのがこんなにも寂しい気持ちになるなんて…

女川駅が復活したのは喜ばしいことなんですけど、これだけがマイナス点かも。

 

列車が女川町を出ました。

P1110289.jpg 

今度はいつ来れるんだろう…

 

今日は仙石線、常磐線の代行バスを乗り継いで福島県いわき市まで向かいます。

P1110291.jpg

寂しい気持ちを抑えて、飲み鉄開始。

串焼きたろうさんで買った缶ビールと、セボラさんで買ったホヤ玉子。

P1110290.jpg

P1110285.jpg

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

女川病治療に浜松へ [女川]

2014年3月22日(土)

浜松に行ってきました。

目的は、女川から帰ってきた直後にいつも悪化する女川欠乏症の治療の為でした。 

浜松駅前にある遠鉄百貨店8階で開催中の「全国うまいもの博」。 

5075871_2058565046_217large.jpg 

実はここに女川の蒲鉾屋の「高政」さんが出店してるんです。

5075871_2058565045_253large.jpg

関東地方では女川関連のイベントがしょっちゅうやってて、関東在住の女川仲間が「参加してきたよー」とFacebookなどに書いてあるのを見て羨ましく思っていました。
東海地方はなかなかないんですよね…

催事場へ。

5075871_2058565053_39large.jpg 

他の売り場には目もくれずに、高政さんのブースに直行。

ブースに到着するなり店の人に「女川が大好きで何度も行ってるよ。先週の復幸祭にも行ったよ。復幸男も走ったよ。さんまも焼いたよ。高政さんにもいつも行くよ。新商品のチーズ入りのものが美味しかったー。ぶちあげたまねぎ大好き」と機関銃のごとく話しかけ、5月の女川訪問時の再会の約束までしてきました(^^) 

5075871_2058565055_106large.jpg

美味しい蒲鉾もいっぱい購入。
 
ぷちあげたまねぎ は特に大好きな一品。
 
たまねぎのシャリシャリ感が残ってて、その甘味がたまりません。 
 
5075871_2058565052_75large.jpg 
 
病状落ち着きました(笑) 
 
 
「全国うまいもの博」は来週の火曜日まで開催中です。
 
お近くにお住まいの方、是非遊びに行ってみてください。 
 

タグ:女川 高政

全力で逃げてきました 【女川復幸男2014】 [女川]

2014年3月15日(土) 
 
女川で津波伝承”復幸男”が開催されたので去年に引き続き参加してきました。

復幸男とは、東日本大震災で約1割もの町民が犠牲になってしまった女川で、「津波が来たら高台に逃げる」ことを”祭”という形で100年後まで伝承するというもので、去年から行われています。
有名な西宮神社の「福男」がモチーフになっています。

今年は本家西宮神社から福男と本家の祭で「開門」と号令をかける開門神事講社の講長も駆けつけてくれました。

スタートは女川に津波が到達した15時32分。
海の近くから、30mの高台にある女川中学校を目指します。
 
(矢印の坂道を駆け上がります)
5075871_2057836368_3large.jpg

今年は女川のマスコットキャラ「シーパルちゃん」も参加しました。

5075871_2057836293_239large.jpg

受付開始。
今年は去年よりも多くの参加者がありました。

5075871_2057836292_146large.jpg

西宮神社の開門神事講社の議長が参加者に西宮神社から贈呈された黄色い手袋と瓦版を配ってくれました。

5075871_2057836291_249large.jpg

5075871_2057836290_33large.jpg

スタート直前。
受付の時にひいたクジの順番でスタート位置に並びます。
開門神事講社の議長から一言挨拶。
多くのマスコミも取材に来ていました。

5075871_2057836289_21large.jpg

5075871_2057836288_220large.jpg
 
 
女川に津波が到達した15時32分になりました。
今年のスタートの合図は議長がしてくれます。

5075871_2057836287_191large.jpg 
 

  
  「逃げろー!!」
 
 
 
去年のスタートの合図はピストルの音だったので、予想もしてなかった合図でした。
その瞬間、色んな思いが頭の中を駆け巡りました。
あの日あの時、この坂道をどれだけの人が逃げたんだろう?
今まで何度も女川に通いつめて、町の人から津波に追われてはだしで逃げた話なども聞いてきたので、その人が逃げる姿も脳裏に浮かびました。
思わず泣けてきてしまいました。
去年も復幸男の意図は理解して参加したつもりでしたが、どこかイベントに参加しているような気持ちがありました。
今年はきちんとその意図を実感しながら走れたと思います。

でもそんなことを考えられたのは最初だけ。
あの坂道はきつかった…

5075871_2057836367_89large.jpg
 
5075871_2057836294_53large.jpg 

議長も松葉杖でゴールまで完走。

ゴールは女川の中学生が1000年後の人の命を救おうと町内全ての浜に建立を目指している「女川いのちの石碑」です。
(写真は先月女川を訪問したときに撮影したもの)

5075871_2057836366_217large.jpg

今年の1番復幸男(1番になった人)はなんと去年の1番復幸男が2連覇を達成!
僕の順位は去年よりも大幅に下げてしまいましたが、とりあえず完走はできました。



余談ですが、スタート前の受付で参加者名簿を見ると、僕は去年に引き続いて今年も事前参加申し込み1番で、2年連続 裏復幸男になることができました(笑)
来年以降も参加します。
走りで1番になるのは無理なので、これからも裏復興男を目指そうと思っています。

※裏復幸男は正式に認定されるものではなく、僕が勝手に名づけたものです(笑)
 

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

女川徘徊その3 2013年12月29日 [女川]

女川徘徊その2のつづき




正直スナックは好きじゃないです。
でも、スナックしか営業してなく、せっかく宿から長時間歩いてきたのにこのまま帰るのは嫌だったので入ってみました。

入ってみると中はお年寄りだけで満席。
演歌大会状態になってました。

一瞬「しまった!
」と思ったけど、入ってしまったのでカウンター席で一人飲み始めました。

しばらく飲みながら周りの人に話を伺うと、皆さんほとんどが仮設住宅住まいとのことでした。
女川でお会いする人はみんなパワフルですごく前向きな方ばかりなので、いつも忘れがちになるんだけど、ここ女川は巨大な津波に襲われて、街の8割の建物が流され、人口の1割近い方々がお亡くなりになったり行方不明になった場所なんです。
震災後も道路が寸断されて陸の孤島となって救援物資が中々届かなかったり、平地が少ないために避難所が人で溢れかえったり、僕が想像もできないような困難を乗り越えてきた方々なんですよね。
そして、女川だけではなく各地の仮設住宅で問題になっているのは、それまでのコミニティーが破壊されて孤立する人が増えてきていること。
特にお年寄りは出歩くことが少なく、時が経てば経つほど孤独死などの問題が深刻化しています。
楽しいことばかりではないのは重々わかっているけど、この瞬間は楽しそうに歌っているお年寄りの皆さんの姿を見て、飲みに来てよかったなと思いました。

で、話はここで終わりません。

カウンター席からは厨房が見渡せて、飲みながらふと業務用冷蔵庫を見ると、張り紙が。
そこには手書きで、

  

  このままで

  終わるものかと

  日々努力




ハッとしました。
涙が出てきました。
女川の人たちは強い。

本当に飲みに来てよかった。

これからも女川通いは続けます。


女川徘徊その2 2013年12月29日 [女川]

女川徘徊その1のつづき

 

夕食まで時間があるのでカフェタイム。
女川にはカフェも気になる店が何店もあります。

まずは、最近オープンしたばっかりの「owl」さん。
女川にあるボランティア団体の代表の御夫婦がオープンさせたお店で、僕が女川でボランティアをしてきた時はいつもこの団体のお世話になっていたので、是非行きたいと思っていたお店です。
夜は飲み屋、昼はカフェとして営業しています。

が! 店まで行ったら閉まってました(-_-;)





ドアの張り紙を見たら、昼の部は前日の28日から年末年始のお休みに入ってました。
夜の部は30日までは営業ということだったので、また夜に来ることに。


次は「カフェRIOS」さん。
こちらは女川でいち早く営業を始められたお洒落なコンテナカフェ。
めかぶペペロンチーノなど、女川の食材を使った軽食も食べられます。
今まで女川を訪れる度に足を運んできたけど、何故かいつも閉まっていて一度も入れたことがないお店です。
今度こそ… と行ってみると、今回もお休みでした(涙)
でも、諦めません。
また今度女川に行った時に覗いてみます。

きぼうのかね商店街へ。
こちらに夏にオープンした「cebolla」さんという喫茶店があるんです。
こちらもまだ行ったことがなかったので突撃!
…お休みでした (´;ω;`)


わずかだったけどオープンしている店があったので、「高橋商店」さんでお土産の日本酒「女川 万謝」を購入。

1493281_470117893093237_1871012452_n.jpg


更に肉屋の「八百東商店」さんもオープンしていました。
ここの揚げ物が美味しいとの情報を仕入れていたので、早速購入。
安い! なのに衣はサクサクでうまい!
ラードで揚げてるのかな? 家庭では中々出せない味です。

 

女川観光協会さんの前の「リアスの戦士イーガー」自販機で缶コーヒーを購入
寒かったので車の中で揚げ物とコーヒーを飲んでカフェタイム終了(汗)

1517418_470117939759899_197155230_n.jpg

夕方に一旦女川を離れて翌日からのボランティアで使う道具や防寒グッズを買うのと食事をするために石巻へ。
買い物はできたけど、食事をしようと思っていた「ホット横丁石巻」は早い時間で閉店していました。
ということで、再び女川へ。

お酒も入るので宿(エルファロ)に車を置いて、ここからは徒歩移動。
宿からお店があるエリアまでは暗い夜道を40分も歩かないといけないけど、久しぶりに皆に会うのが楽しみで、ワクワクしながら歩いていくと…

owlさん、お休み。
昼に年末年始の休みを確認したはずなのに…
と思ったら、窓にも営業日が書いてありました。
曜日限定のオープンだったのね…

1604896_470117883093238_1172076910_n.jpg


次はいつも飲みに行く「かぐら」さん。
コンテナ村商店街のお店は全てお休みでした。



1538657_470117953093231_1790848135_n.jpg


ここまで歩いて諦めるわけにはいかないので、きぼうのかね商店街へ。
こちらもいつも飲んでる「串焼きたろう」さん。
お休み。 。゚(゚´Д`゚)゚。



うなったら食事だけでもと、夕方には営業していた食事処「三秀」さんへ。
年末ということで閉店時間が早められていて、既に閉まってました。

旭ヶ丘にある中華の「金華楼」さんも石巻へ行く前に車で前を通ってお休みを確認していたので、「今夜はメシ抜きか?」と思ったとき、三秀さんの2軒隣の焼肉屋「幸楽」さんの店内にお客さんがいるのが見えました。

店の明かりはついていたけど、看板が消えていたので仕込み中だと思っていたけど、これは営業しているかも…と中に入ると、OKでした(*´∀`*)

ここ「幸楽」さんは絶品お肉が食べれる名店として有名なところ。
一度行きたいとずっと思っていたけど、テーブル席しかなく、しかも3卓しかないので、一人でテーブルを占拠すると他のお客さんが入れなくなって迷惑がかかるんじゃないかと思って中々入れなかったお店。
今日は商店街に人影がないので、一人でも大丈夫。
念願の幸楽さんデビューです。
そしてようやく夕食にありつけました。
噂通りお肉は絶品。
値段もお手頃で大満足





ここ女川は海の幸はもちろんのこと、昼に食べた揚げ物やこの焼肉、それ以外にも焼肉飯やから揚げ定食、おそばや中華など美味しい食べ物がいっぱいの街なんです。
ただし、僕を含めて遠方から訪れる人は年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みなどの長期休暇を利用して来る人が多いと思うけど、そういう時期には女川町内の店は休みのことが多いので、要注意です。

大満足のうちに幸楽さんを出ると、看板がついてました(笑)
つけ忘れてたのかな?



お腹が膨れたので、次は飲みといきたいところだけど、行きつけの店や行こうと思っていた店は全てお休み。
きぼうのかね商店街の中で、スナックが1軒だけやってました。
スナックは好きじゃないけど、せっかくここまで歩いてきたんだから…と入ってみると、素敵な出会いが待ってました。


女川徘徊その3へつづく


タグ:女川

女川徘徊その1 2013年12月29日 [女川]

2013年7月のコンテナ村沖縄祭り以来の久しぶりの女川です。

今回は食べ飲み歩き。
翌日からは別の街でボランティア。
この日は1日女川の海の幸と女川の人たちとの交流を楽しみます。

まずはお魚市場「おかせい」さんへ。
ここは魚屋さんに併設された食堂だけに鮮度は抜群。
そして女川の食堂だけにボリューム満点。
そう、女川は漁師の街。
食堂は何処も豪快なんです。
名物「特選女川丼」。







どうです? このボリューム!
サービスでついてくるあら汁も豪快にカニ1匹!




大満足のうちに「おかせい」さんを後にして、次は女川さいがいFMさんへ。

震災直後から被災地各地に必要な地域の情報を的確に届けるためにミニFM局が設立されました。
ここ女川にも町民の方々が集まって「女川さいがいFM」が作られました。
この「女川さいがいFM」さんはNHKで密着ドキュメンタリー番組が制作されたり、女子高生アナウンサーをモデルにドラマが制作されたりとにかく楽しいFM局。
女川以外の地域でもネット経由でPCやスマホから聴くことができます。

(サイマルラジオ http://www.simulradio.jp/

プレハブの放送局に到着した時、ちょうど中学生・高校生たちが作る生放送が終了した時で、皆さん勢ぞろいされてました。
そして今回始めてプレハブの中へ入ることができました。

 




さいじゅさんお久しぶり。
女子高生アナのサキちゃんも3月に1度顔を合わせただけなのに覚えていてくれました。
太悦さんも今回初めての顔合わせなんだけど、今まで何度も番組に投稿していたので、名前を言うとすぐにわかってくれました。
そして「最近投稿サボりやがって」とお叱りを(笑)

「女川さいがいFM」は楽しい番組が満載なので、是非一度聴いてみてください。
詳しい番組情報はHPで。 (http://onagawafm.jp/
僕も「春風ねこ丸」のラジオネームでたまに投稿しています。

ここまでは、予定通りに事が進んでいました。
この後、タイトル通り「徘徊」することになります。

女川徘徊その2に続く


イチゴ、心と身体に染み渡る [女川]

「ボランティアですか?」

南三陸でボランティア仲間と別れて女川に戻って来てから、きぼうのかね商店街の串焼きたろうの外 のベンチで飲んでいると、おばあさんに声をかけられました。 



ゴールデンウィークの前半はボランティアで南三陸町へ行ってきたこと、後半は大好きな女川町でのんびり過ごしていることなどを話しました。 
おばあさんは仙台の方で被災地に来よう来ようと思っていたけどなかなか来れずに今回初めて女川に来たとの事でした。 
しばらく話をしていると、「もう仙台に戻らな いと」と立ち去って行かれました。 

それから少ししておばあさんが再び戻って来ました。 
手には商店街の八百屋さんで買ったイチゴが。



「宮城の為にありがとうね。これを食べてこれからも頑張ってね。」

そう言って僕の目の前にイチゴを置いてタクシーに乗って帰って行かれました。 
ちょっと酸っぱい宮城産のイチゴが疲れた心と身体に染み渡りました。



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。